昨年の秋から今年にかけて、何点かお仏檀を納めさせていただきました。

それぞれのご家庭で、末長く大切にしていただけることと思います。ありがとうございました。

完成した作品と制作工程をご紹介します。

 

「絵のあるお仏檀」はすべて注文にて制作いたします。サイズや扉に入る絵のご希望、ご予算などを相談し、打ち合わせやご検討の後に制作します。世界でたった一つの作品をお届けしています。

 

扉のご希望は山桜、アジサイ、アヤメ。ふるさとの山を背景に入れました。今まであったお仏檀のスペースにすっぽり入るサイズで制作しました。

 

扉は山桜、夏ツバキ、フジの花、ユリ。何年かのご検討を経て納品となりました。桐の椅子と供物台もセットです。

 

ご指定のスペースにピッタリのサイズで制作。やはり山桜とユリの花がご希望ですが、毎回デザインも異なり、使用する木の種類や色も違います。同じ作品はできません。

 

 

背景の山岳風景や高山植物そして鳥と、デザインはとても凝った仕上がりです。仏檀背面には家紋の代わりに北海道の風景を入れました。そして下置きの扉は家族を干支で描いたご一家の歴史。なるべく楽しい感じにしたい、とのご希望で制作。一つひとつの絵にご家族の思い入れたっぷりのお仏檀となりました。

 

扉絵のご希望は「薔薇」。豪華な感じですが、色が渋いのでシックな仕上がりになったと思います。背景には家紋を入れました。下の写真はこの作品の仕上げまでの行程です。この写真のように、描いた下絵から、色々な木の種類と色・木目を選び、ピースを切り、磨き、組み、接着して仕上げます。